思いの強さの上位下位

リゼロは死ぬほどの思いをしてそれがかなわなくて絶望の中死ぬ経験を何度も繰り返してそれでも立ち直ってかなえたい思いがある。

そこの中の魔女の狂信者は死ぬ時ですらその信仰に疑いを持たずに笑って死ねるほどの思い。

オームシャンティオームって映画は自分の目の前で愛する人が焼き殺され、その後そいつらに自分も殺される。そっからの復讐の話。

ファイアパンチは死ぬほどの痛みに10年以上耐え続けてやっとそれ以上の思いを持つことができて動けるようになった。

クラピカはつながりのある人が全員殺された。でも風化を恐れるほど。何なら生きてる時間も長くはない。

 

どんなに強い願いだとしても今後の生活は50年程度だとして、そこで後悔、絶望しないためにじゃあ一万年の苦しみ味わいますか?って話。そりゃアニメのキャラとかならOKするだろうけど、それってどっちが本物の人生になるかって言ったら長いほうじゃん?

スケールはどうだっていいんだけど、なんかのためにどれだけ頑張れるのかとか、これは犠牲にできるとかほんとあいまいだと思う。生まれて死ぬまで100年拷問され続ける代わりに1時間温かい布団で眠れますっていうのと変わらないと思うんだ。表現によって、キャラによってそのつり合いがどこにあるかは違うけれど。すべてを失ってもいい、なんにでも耐えられるってのはなんか違和感。

長々書いたけど1億年ボタンの漫画読めばそれで全部伝わると思う。100万じゃなくて漫画のキャラの熱い思いが叶うと置き換えて。