岡本太郎

岡本太郎の美しく怒れを呼んだ。
彼の言うこと、書いてあることはまぁまぁ面白く、それなりに共感できた。しかし、最後の章である、太郎の眼、これがダメダメである。この章だけは岡本敏子が書いている。これが気持ち悪いのだ。太郎という存在の横にいて太郎が惚れた女、それなのにこんなに盲目のバカなファンであるかのような文章を書いてしまう。彼に魅了された人は気持ち悪い考えをもち、気持ち悪い文章を書いてしまう。結局そういうことなのだ。英雄がいてもその英雄の一番のファンである側近は一番気持ち悪い盲信したバカになってしまう。この問題を乗り越えた、生み出すことのない英雄こそ英雄だと思う。おそらく不可能だろうが。
一番近くにいる人ですら下らないことを許してしまう、一番近いからこそかもしれないが、、。
世界平和を叫んでるくせに、収録にヨーコを連れていって内輪揉めで解散したビートルズのようなダサさを感じる。(世界平和は喧嘩すらない気持ち悪い世界では無いのは分かる。でも主張のほうが当人よりも大きすぎるとやはり滑稽なのだ。何でもアリだと思うので否定はしない。ただダサい、きらいと言う立場で俺は文章を書く)

私事。こういう立場をとっているが、何がダメで何が良いかなどは全く語る気はない。ただこの立場で文章を書きたかっただけ。なりきり。