ヘンペルのカラス

「カラスは黒い」を証明するには「すべての黒でないものはカラスでない」を証明すればよい。

ーーしかしこの考えだと「八本脚でないもの」を調べて「火星人ではない」ことを確認していき、「火星人は八本脚である」と結論づけることもできてしまう。ーー

との反論があるらしい。

 

別に反論になってなくない?

火星人は少なくとも8本足以外ではない。と分かるわけだから。

その「以外」に何が含まれるかは「調べる」ときの定義と、調べ終わったた「すべて」に依るっしょ。

つまりすべてを調べることができないからこそヘンペルのカラスの正しさは保たれている。(黒が存在するという前提があればね。)

 

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 では「全ての幽霊は透けている」という命題を挙げるとした場合「透けていないものは幽霊ではない」という対偶が成り立ち、もし全ての透けていないものを調べた時にそれらの中に幽霊がいなかったら、「全ての幽霊は透けている」という命題が帰納法的には証明されてしまいます幽霊の存在すら証明できていないのに!!

 このように、枚挙的帰納法ではそのものの実態や実体の本質の観察そして証明を必要とせずに命題が正しく見えてしまう錯覚が起こります。

 前提が正しいからといって結論が正しいとは限らないという意味において、科学的な文脈ではこの帰納法詭弁として嫌われることが多いです。

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↑こんなこと書いてるやついるけど、全て調べたのなら命題は「全ての幽霊は透けている」正しいよ。でも現実には全てしらべることは不可能ってだけ。「証明されてしまいます」ってなんだよ。証明されるんだよ。ふつうに。

引用元

https://akirako.com/meme/?p=1606