冗談の通じない相手

冗談の通じない相手はいる。

 

冗談に腹を立てる、理解できるが不快になる。そういう人がいるのは承知だった。しかし、それ以外にもそもそもの話の流れが理解できない人が多いことに最近気づいた。

 

自虐的な冗談が通じないことがよくあると最近気づいた。自分が10点で相手が50点だった時に、「60点以下はあり得ないだろ」というセリフをまじめに批判ととらえられてしまうのである。どんなに目立つように自分の点数を相手に伝えた後でも、そのことが全く頭から抜け落ちて先ほどのセリフのみを受け取ってしまう人がいるのだ。

基本的に付き合いのある人の中ではいないが、少し新しい人と話すとたまにこういう人に出会う。

なるべくストレートな言葉で生きるのがいいのか。

しかし、お笑い好きとしてはやはり分かり合えるもの同士での他人には理解できない(いわゆる内輪の)言葉遊びの面白さを失いたくないとも思う。

 

ワーキングメモリの少ない人はこういったことがよくある。そういった人たちは話の流れによってとある言葉が称賛にも皮肉にも変化することを理解できないようだ。

自分は自分のその他の能力と比較して相対的にワーキングメモリが少ないことからいろいろ調べたのでワーキングメモリが足りないことによっておこる事をある程度理解できるようになった。

授業中集中できなかったり、テストの点数が伸びなかったり、そういった学習面での躓きはほとんどがこういった根本的な(それでいて今は指導する先生の知識に入っていない)ものごとが原因だと思う。

 

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新文芸坐ロストイントランスレーションやるみたいだ。ずっと見たかった映画なので楽しみである。